結成20年を迎えた2016年に刊行され、大きな話題となった書籍『くるりのこと』(新潮社刊)が新たな章を加え、4月26日、新潮文庫の新刊として刊行。
音楽ジャーナリスト・宇野維正のロング・インタヴューに応え、オリジナルメンバーの岸田繁、佐藤征史が、ふたりの友情の始まり、結成、デビュー、出会いと別れなど、バンドの変遷を辿りながら、経験してきた様々な出来事とその真相を語り尽くした。これまで発表してきた全アルバムの制作秘話も収録。世代を超えて愛され、20年を越える歳月に鍛えられた、彼らの軌跡がここにある。岸田、佐藤、産休・育休から復帰したファンファンへの新たな取材に基づく新章を加えた、決定版。
【プロローグより】日本で最もCDが売れていた1998年にメジャー・デビューを果たし、そこから延々と右肩下がりとなっていった音楽業界に真っ向から逆らって20年以上荒波をくぐり抜けてきたくるりが、いつかまた必ずやって来るであろう≪想像を超える日≫(「HOW TO GO」)に思いを馳せながら、次の一歩を踏みしめてみせた一冊だ。宇野維正
【書籍データ】くるり・ 宇野維正『くるりのこと』(新潮文庫)
【発売日】4月26日(金)
【ページ数】352ページ(章扉と本文ラストにモノクロ写真9枚)
【価格】本体価格590円(税込637円)