岸田繁作曲、《交響曲第一番》(2016)は、岸田自身の地元である京都の自治体オーケストラとして60年以上の歴史を誇る京都市交響楽団の委嘱作品として作曲され、2016年12月4日にロームシアター京都で、広上淳一指揮、京都市交響楽団の演奏により初演が行われました。
作品は全5楽章。古典から近代のクラシック音楽の影響を聴き取れる響きのなかで、ところどころにブラジル音楽や東欧のロマ音楽、そして雅楽などの要素が感じられます。
演奏用楽譜は昨年8月より既にレンタル開始されていますが、加えてポケットスコアが手に取りやすいA5判の大きさで、新刊としてリリースされます。10月5日(土)に行われる京都市交響楽団の「京都新聞創刊140年記念 岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会」の会場で先行発売され、10月7日よりショット・ミュージックオンラインショップ、その他でも販売開始予定です。
同作品は、2017年にリリースされたCD『岸田繁 /「交響曲第一番」初演』[VICC-60944]に収録されています。同CDには、表題作のほか、岸田の作曲による《Quruliの主題による狂詩曲》《管弦楽のためのシチリア風舞曲》といったオーケストラのための作品も収録されています。
岸田繁 交響曲第一番 オーケストラのためのスコア(ポケット)Shigeru Kishida: Symphony No. 1 for orchestraA5判/164ページ SJ 801ISBN: 978-4-89066-801-4 ISMN: M-65001-283-6 JAN: 1923073019009▶オンラインショップ |